Grove Strolling Corridor長野県北佐久郡 |
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| Grave Strolling Corridorは、軽井沢の森に包摂されるように建つ住宅である。既存建物の配置を踏襲し、掘削量を抑えることで敷地と環境への負荷を最小限にとどめている。敷地内の樹木はすべて測量され、その位置を避けて計画されており、一本の伐採も行っていない。長い時間をかけてこの土地とともに生きてきた樹々に敬意を払うように建て替えられた様子は、後から環境に参加する建築が、環境の一部となって再び呼吸をはじめたかのようである。あらゆる部分にデザインの意思を込めるように設計の密度は高い。既存樹木との関係を丁寧に読み解きながら設けられたテラスや外壁周囲の「半屋内外空間」が、この敷地がもつ潜在的な力を引き出している。内外の境界が柔らかくつながることで、居住空間は軽井沢の空気をまとい、時間とともに変化する光や風が生活の中に溶け込んでいる。ピロティの高さは、主空間である2階と道路との視線関係から導かれているとのことだが、住宅全体のスケールとしてはやや身体感覚を超えているように感じられた。この点は主たる生活空間である2階のヴォリュームでも同様な感覚を受けた。設計密度が高いだけに、身体性と空間性の整合や、単位気積あたりの設計の密度、といったことを考えさせられた。「Salon de K」と記された表札の“K”は軽井沢を意味するとのことであった。この建築は単なる住宅ではなく、環境と人、時間と記憶が交わる場として佇んでいる。 (金子 尚志) |
敷地は軽井沢駅から600mほどの近さながらに、周辺は木々がおいしげり、別荘やペンションが建つ一角にある。施主から既存の木を切らない様にとの条件を守ってつくられた。以前は、別荘(2世帯用)と車庫があったが、そこを壊して、新たな別荘が建築された。設計者の選定はコンペで行われ、最初にプレゼンしたこの案は即決で気に行ってくれ決定したとのことでした。 印象的なのは、中央吹抜のシンボルツリーと、それをとりまく様に30本ほどの杉丸太のピロティ一です。奈良産の杉丸太は通し柱となっていて、乱立する森のイメージがする。建て方の写真を見ると丸太の上部は木製の梁ではなく、鉄骨のパイプで受けてあり、屋根の梁もそのリング状のパイプから吊っている。大変特殊なディテールとこだわりを感じます。相当高価な建築ですが、そんな見えない所に納得する。 1階には主寝室と駐車スペース、玄関と階段のみですが、2階にあがると、ワンルームの広いリビング、厨房とテラスが、一目でみえる。2階からの眺めは周りの別荘や人通りの多い道路から視界的にまもられて落ち着く。 敷地内の樹木も、夏は生い茂り、冬は葉が落ち、四季をたのしむのに最高。またゲスト用寝室もあり、友人とのたのしい時間を持つための施主のおもてなし。60代の施主とのことで、将来エレベーターを計画したほうがどうかと思いました。当初は計画されたようです。 軽井沢は湿度が高く、2階には6台の除湿機が配管されて設置されていました。 エレベーターや、2階の屋外テラスは、建設コスト上中止した様であるが、施工の大手建設会社の下で、宮大工が施工されたそうです。施工の難しさも十分あったと思う。将来施主はここに住む様であるが、断熱など冬場でも快適だそうです。 (場々 洋介) |
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