所在地 :岐阜県可児市下恵土3433-139

 のびやかさとシャープと様々な空間を包みこむ大屋根とガラスのファサード、何といってもこれがこの建物の存在感を示している。単なるホールや会議室のある貸館文化センターでなく、市民自らが文化芸術活動に参加する場である。6年をかけて「市民参加」という形でいくつかのフェーズでワークショップを展開し、市民が企画から設計まで参画反映してきたことは、「公共建築」ということの意味以上に、 この施設のあるべき姿だったのではないだろうか。 これを達成させた行政とこれに協力してきた設計者たちに敬意を表したい。
 全体的に共用部分の品の良い色使いに好感がもてる。また、十字形交差の明快な動線、大屋根の天井が呼びこむそのテクスチャーと光など特徴ある技が見事である。
( 田 中 楯 夫 )
構  造
鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート、鉄骨造
階  数 地上 4階 地下2階
建築面積
8,743.00u
延面積
18,410.87u
建築主 可児市
設計者 有限会社 香山壽夫建築研究所
代表取締役 香山壽夫
(プログラム・ディレクティング・アーキテクト)
名古屋大学大学院環境学研究科
教授 清水裕之
施工者 西松・中島・新興特定建設工事共同企業体
代表者 西松建設株式会社 中部支店
取締役 支店長 竹内直彦
新興建設株式会社
代表取締役 田中岩夫
(機械設備工事)
高砂・市原特定建設工事共同企業体
市原産業株式会社
取締役社長 市原俊享
(外構工事)
小池土木株式会社
代表取締役 小池準之典
(植栽工事)
株式会社 庭萬
代表取締役 前田俊満
(サイン工事)
株式会社エヌ・ティ・ファシリティーズ東海支店
支店長 小笠原政教
(電動スクリーン工事)
有限会社 マツダ
代表取締役 松田金一
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