ぬまづ健康福祉プラザ
所在地 :静岡県沼津市日の出町1-15
 JR沼津駅から北東方向、沼津市役所から北に向かう学園通の東、日ノ出町に当該施設がある。
学園通は、沿道周辺に多数の公私立高校・中学校が立地する事がいわれのようで、駅近くではロードサイド商業施設の立地が目立つが、施設の周辺は文教地区の性格が強い住宅地でもある、
 この施設は、沼津市の基本構想に基づき、設計プロポーザルによって設計者が選定され、施設計画から管理運営に至る事項について、市民とのワークショップを重ねて2007年にオープンしている。周辺3都市での同種施設の設計実績を持つ設計者のオーブンプランを軸とする提案は、ほぼ活かされることとなった。
 建物外観の開放性もさることながら、市民の利用状況も開放的で、あたかもコミュニティ施設の印象を受けた。市民参加のワークショップとこれを形にした設計者の努力の成果とともに、沼津市の方から、財源として中心市街地活性化に関するまちづくり交付金を利用したことが、縦割りの垣根の少ない施設になったとお聴きし、納得した。
 5階建の施設は、最上階を子育てママと子供のための交流施設、4階を、障害を持つ人がスポーツをすることの出来る多目的ホール、3階を市民福祉活動のためのスペースや共用ミーティングコーナー、2階を図書、会議研修、健康診断コーナーとし、1階の約1/3を施設全体のロビー、展示ギャラリー、喫茶・軽食コーナーとし、2/3を広域的に利用する夜間救急医療センターとしている。敷地東約1/3は立体共同駐車場とした。
 空間構成はオープンプランの発想に基づき、出来るだけ境界区画を少なくし、全体が有機的に繋がることを意図している。外観は北側斜線を活用して階段状にセットバックさせ、各階のルーフガーテン、避難スペースとした。フルサッシュのガラス壁面と共に、開放的でヒューマンな親しみ安さを強く感じさせていることを高く評価したい。
(尾関 利勝)
主要用途 福祉施設
構  造
鉄骨造
階  数 地上5階
敷地面積
4,818.10u
建築面積
3,315.57u
延床面積
9,428.83u
建築主 沼津市
  沼津市長 栗原 裕康
設計者 株式会社久米設計 
  代表取締役社長 山田 幸夫
施工者 西松建設株式会社関東建築支店
  常務執行役員支店長 飯嶋 秀男
クリーンサービス株式会社
  代表取締役 益田 一

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