こども未来館「ここにこ」
所在地 :愛知県豊橋市松葉町三丁目1 一部大橋通二丁目151
 豊橋市の中心市街地に立つこの施設は、旧市民病院の跡地を、活気を失った市街地の活性化と、少子化対策施設として、幼児から小中学生の子供を中心とした幅広い層の人々が集う多世代交流の場として位置づけられ、地域に開かれた中心市街地の活性化に寄与する核施設として計画された建物。複合的施設でありながら十分に検討され明快なラインでエリア分けされ運営する側も、利用者にもわかりやすいプランとなっている。中央に様々なイベントに対応する内外一体な「ココニコ広場」を置き、静かな北側には、0歳から3歳の幼児と子育て初心者のパパママのコミュニティの場である「子育てゾーン」西側の県道側には、独自の空間を創出する「発見ゾーン」として、常に変わり続ける展示内容の更新にフレキシビリティを確保している。東側の中学生以上大人が対象の「体験ゾーン」はアクティブなスタジオ、ものづくり工房、キッチン工房、グループルーム、北側には山系を見渡す休憩コーナーを持ち、管理部門とともに多世代交流施設として機能している。
 屋上緑化を始めとする積極的な敷地内緑化、太陽光発電等自然共生型デザインをしている。
 春には西側県道側の土手のワイルドフラワーガーデンの花々が道ゆく人達を楽しませてくれます。
 2008年8月1日オープンし昨年度の入場者数は年間約60万人(5万人/月)2年目の今年度も利用者数が9月まで4万人/月という数字に表れるように豊橋市民に認知され、リピーター率も高くなっている。建物の形状が街に向かって開き、高さも抑え敷地の高低差を利用した駐車場と2方向よりのエントランスがあり、誰もが入りやすく、利用し安い施設として運営されている。
 前面に大きな芝生の広場・セットバックした前面広場に立つ若木の桂の木立群は10年後、20年後には大きく育ち、桂の森になる日が来れば、駅から5分で緑の森を持つ贅沢な街になることが期待される
 この建物は、持続可能な社会を目指すという時代の要請に対応し、地域と環境に根差したすぐれた建築作品といえる。
(冨田 真知子)
主要用途 集会場
構  造
鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造
階  数 地下1階 地上2階
敷地面積
11,853.09 u
建築面積
4,529.75 u
延床面積
7,214.72 u
建築主 豊橋市
  豊橋市長 佐原 光一
設計者 株式会社山下設計中部支社 
  専務執行役員支社長 川本 博良
施工者 神野建設株式会社
  代表取締役 渡辺 勝春
(電気工事)
東光電気工事株式会社中部支社
  支社長 中野 正三
(管工事)
株式会社大建
  代表取締役 森田 w
(空調工事)
株式会社中部
  代表取締役社長 石原 裕
(ガス工事)
中部ガス株式会社
(展示設計)
丹青社

一つ前へ戻る