所在地 : 石川県金沢市角間町 |
理科系の蔵書と利用を目的とした図書館と食堂を併設した建物で、PFIにより要求水準署に従って計画、建設された。1階部分が、研究講義棟の4層の吹き抜けを持つ大空間からのアプローチとなっており、1階の学生向けの大食堂がある。これを通り抜けると、建物前方に開けた金沢を囲む丘陵と大学へのアプローチ道路を望む、格好のロケーションである。2層目(図書館としては1階)、3層目が図書館であり、2層目からのアプローチとなっている。G1階として、AV関係のコーナーや諸室が作られている。この図書館の性格上、利用者としては、おおよそ自然科学系の研究者や学生に限られるためと考えられるが、図書館へのアプローチが正面性を有していない。図書館内部は、景色の開けた大開口側に閲覧スペースが広がっている。書籍・雑誌等は、中央部の円形吹き抜けを中心に置かれている。3層の間は、主に、この円形の吹き抜けにもうけられた階段で上下する。最上階にあがると、丘陵の緑が一望できるレストランが設けられていて、ここへのアプローチは期待感を持たせる構成となっている。 |
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( 堀越 哲美 ) | |||||||||||||||||||||
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