ローランド浜松研究所 増築工事
 所在地 静岡県引佐郡細江町気賀4141
ローランド浜松研究所 増築工事
 この施設は電子楽器製造メーカーのローランドの研究所です。今までの施設の横に、一階には、展示ホール、エントランスホール、リファレンスホールを作り、二階には、開発室や研究室を増築したものです。敷地は西側に道路を挟み浜名湖に面しているのですが、道路より敷地が5M程高い位置にあるため、敷地から道路が見えず、いきなり湖面が目にとびこみます。また道路の騒音もはいりにくくなっていますので、まさに最高のロケーションです。
 建物は建築面積で500坪程あり、横に細長いのでけっこう大きな物ではあるのですが、建物を3つの塊に分割したことにより、湖側から見たファサードに変化を持たせているとともに、威圧感を消しす配慮がなされている。中央のエントランスホールは、吹き抜けの大空間であり前庭のデッキはまるで水に浮いているように見える。気候の良い折には間のサッシを開け放ち、地域の人達と夕日を見ながら、コンサートをしたり、パーティーを催したりして楽しんでいるとのことです。右隣のリファレンスホールは、主として新製品の楽器を様々なホールでの視聴を想定し、調整するための場となっています。壁面等のパネルを取り替える等の制御により、音響環境がシュミレーションできる。また左側の展示ホールには、ローランドの創業時からのエレクトーン等数々の楽器が展示してあり、新しい楽器のデモ演奏なども行なえるようになっています。楽器メーカーゆえの音に対する配慮がゆきとどいているのは当然としても、建築的にも細部にわたってのディテール等にも神経の行き届いている非常にレベルの高い作品だと思います。
(本田 伸太郎)
主要用途 研究所(音響)
構  造 鉄骨造
階  数 地上2階
敷地面積
27,693.52u
建築面積
1,671.19u
延床面積
2.573.16u
建築主 ローランド株式会社
設計者 大成建設株式会社
一級建築士事務所
施工者 大成建設株式会社 名古屋支店

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