北約25m、東西約125mの細長い敷地に位置しているこの細長い敷地に、細長い矩形平面の鉄骨造2階建として建てられている。 1階に特産品販売・飲食部門・屋外イベント等、2階に体験学習・会議室・ギャラリー等が設けられている。これらの各機能が平面に設定された45゜のグリッドを使いながら配置されている。
 1階では、東側の導入空間から西側の喫茶店・芝生広場まで、半屋外の空間として施設の南側に設定されている。この床は枕木を再利用した屋外デッキとして休憩スペースとなる。2階では、南北の外壁外部に一部突き出しながら施設をジグザグに貫通し、1階のデッキとは3ヶ所の階段で結ばれている。また、北東部にはEVが設置されている。外観は1階外周部の柱を基本的に現し2階を軽やかに支えている。2階の耐候性鋼板部分の窓は、その一部をリズミカルに外部に反り出して出来た空隙に設けられている。また、屋根面は、斜め45゜グリッド上の上端を台形状にして形成される独特のフォルムで構成され、その造形が内部空間にも現れている。
 細長い平面でありながら変化のある空間を造りだしている。全体として、見切り材を極力用いないディティール、おおらかに現された構造的細部などの構成によって、変化を持ちながらのびやかな空間表現となっている。
( 高 嶋 猛 )
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