のびやかさとシャープと様々な空間を包みこむ大屋根とガラスのファサード、何といってもこれがこの建物の存在感を示している。単なるホールや会議室のある貸館文化センターでなく、市民自らが文化芸術活動に参加する場である。6年をかけて「市民参加」という形でいくつかのフェーズでワークショップを展開し、市民が企画から設計まで参画反映してきたことは、「公共建築」ということの意味以上に、 この施設のあるべき姿だったのではないだろうか。 これを達成させた行政とこれに協力してきた設計者たちに敬意を表したい。
 全体的に共用部分の品の良い色使いに好感がもてる。また、十字形交差の明快な動線、大屋根の天井が呼びこむそのテクスチャーと光など特徴ある技が見事である。
( 田 中 楯 夫 )
一つ前へ戻る