鯖江市スポーツ交流館所在地 :福井県鯖江市宮前2-9-1 |
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この建物は、サンドーム鯖江(平成8年中部建築賞受賞作品)に、やや斜めに向き合うかたちで建てられている。脇に北陸本線が通っているが、これとも斜めに配置されている。 ヴォリューム的に、サンドーム蟹江と並ぶと相対的に小さく、その迫力に圧倒されてしまうことは否めない。しかし双方ともに同じ設計グループということで、片やドームで「丸く」に対して、こちらは四角く「角ばって」というように、対位法的な空間構成の意図が読み取れる。また、ドームと同様の色調のタイルを使用するなど、ドームとの対応関係を意識しており、言うなればさんドームのサブアリーナである。 両者を結ぶデッキが計画されていたが、残念ながら運営主体の違いなどによって実現しなかったとのことであるが、現地審査の当日は、「’99ねんりんピック」の前日ということで予行演習が行われており、まさにサブアリーナとして忙しく往き来する人達で活況を呈していた。 この建物の建設目的は、その名前が示すように、広く市民を対象にした生涯スポーツの拠点ということであるが、アリーナ、アスレティックルーム、フィットネススタジオはともかくとして、ヘルスルーム、ミーティングルームはあまり活用されていないように映った。 建物の躯体は鉄筋コンクリートで屋根はトラスで軽やかに架けられており、主空間のアリーナは木目調の仕上げで、ハイサイドからの柔らかい採光によって、明るく暖かい感じで、各種室内スポーツに対応できる空間となっている。 前述のように、外観的に北陸本線からの視線を意識した設計と考えられるが、その角度から見える壁面の大面積を占めるコンクリート打放しの打ち継ぎ部分の不具合が目につき、端正な「顔立ち」のきずになっている点がいささか残念である。 |
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(曽田忠宏) | |||||||||||||
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